バーンワークス株式会社では、2021年2月1日以降にご契約頂く、Webサイト、Webアプリケーション等の制作・開発案件に関しまして、動作確認対象ブラウザから、Internet Explorer 11(以下、IE11)を除外することにご同意いただいた案件に関しましては、ご契約金額から 10% を値引きするサービスを実施いたします。

なお、本値引きサービスの終了時期については未定ですが、2021年内にご契約いただく案件に関しましては対象とさせて頂く予定です。

2021年5月20日、Microsoft 社より IE11 のサポートを、2022年6月15日をもって終了することが発表されました。これを受けまして、弊社では2021年6月1日以降にご契約頂く制作・開発案件に関しては、IE11 を動作確認対象ブラウザより除外いたします。それに伴い、本値引きサービスも同日をもって終了いたします。

IE11除外による値引きサービス実施の背景

弊社では、仕様検討、設計時の動作想定ブラウザ、および各テスト工程における動作確認対象ブラウザを、原則として、「メーカーによるサポート提供期間内にあるOS、およびブラウザ」と定めています ※1

IE11は、Windows 8.1 において2023年1月10日まで、Windows 10 においては、最長で2029年1月9日までのサポートが予定されており、上記原則に照らせば、動作確認対象ブラウザに含まれます。

しかし一方で、Webサイトの制作やWebアプリケーションの開発において、IE11での動作確認作業、および、個別の対応作業は生産性の低下を招く要因となっており、その対応リソースを他の部分のクオリティ向上などに割り当てたいというのが正直な気持ちでした。

幸いなことに、2021年8月17日をもって、Microsoft社が、Microsoft 365 アプリ、およびサービスにおけるIE11のサポート終了を予定しており ※2、企業におけるIE11の利用に関しても、最新のEdgeブラウザやGoogle Chromeなどへの移行によって、徐々に減少していくことが見込まれます。

そこで、この機会にIE11での動作確認を省いてもよいとご判断いただけるお客様に対しては、感謝の気持ちを込めて、値引きという形で還元させていただきたく、本サービスの実施を決定いたしました。

想定される質問と答え

IE11を動作確認対象ブラウザから除外すると、IE11では閲覧できないWebサイトやWebアプリケーションが納品されるのですか?

いいえ。IE11を動作確認対象ブラウザから除外しても、実際にはほとんどの場合において、IE11による通常の閲覧に影響はありません。例えば一般的なWebサイトの場合であれば、一部の表示が多少崩れたり、他の最新ブラウザと画面上に表示されるデザインに差異が生じたり、主要でない機能が一部動作しないといったことが生じる可能性がございますが、これらはすべて、重要な情報の閲覧に大きな影響を与えない範囲で、と想定されます。

IE11を動作確認対象ブラウザから除外してよいか判断できないのですが

ご相談いただくWebサイトの要件、ユーザー層等に応じて、生じうる事象やその可能性、影響する範囲などについては弊社より説明させていただきますので、それをもってご判断いただくことが可能かと思います。

値引き分を追加で支払えば、あとからでもIE11を動作確認対象に戻せますか?

案件着手後の仕様変更に関しましては、原則として別途お見積もりとなるため、本値引きサービスをご利用後、やはりIE11への対応が必要となった場合に、値引き額のみの追加でIE11を動作確認対象ブラウザとできるかは、当該案件の規模、要件、あるいはお申し出のタイミング等によります。条件によってはご希望にそえない場合、あるいは値引き額を越える金額の追加費用が発生する場合もございますので、あらかじめご了承ください。

IE11以外の古いブラウザへの対応も見積もり可能ですか?

メーカーによるサポートが終了している古いブラウザ、例えば、IE10以前のInternet Explorerなどの利用は、セキュリティ上、大きなリスクとなり得ます。このようなリスクのある環境の利用が継続されることに貢献することは、弊社のポリシーに反しますことから、サポートが終了した旧ブラウザへの対応は、ご予算にかかわらず承りかねます。ご理解のほどお願いいたします。


※1 現在の弊社受託案件における動作確認対象ブラウザに関しましてはこちらをご確認ください。

※2 Microsoft 公式ブログ 「Microsoft 365 アプリの Internet Explorer 11 のサポート終了と Windows 10 での Microsoft Edge レガシー版のサービス終了