ウェブサイト制作における受託制作は、初回に要件を確定し、予算を決めてからご発注いただき、契約内容に基づいてウェブサイトの制作を行い、納品したら終わりというのが通常です。

受託制作のメリットとしては発注段階で完成するウェブサイトの要件や制作期間などが明確になっているため、具体的に制作したいウェブサイトの要件が事前にしっかりと確定している場合には、例えば「○○な規模・要件のウェブサイトを○ヶ月で作るのに○○円の予算」という形でわかりやすいという点があります。

しかし、一方で発注段階で要件が完全には確定していない、あるいはビジネスの状況に応じて柔軟にウェブサイト要件の優先順位を変更したいという場合には、先にすべて決めてしまってから発注する受託制作のやり方では対応できません。

またこのような、案件が進行する中での要件変更は、追加費用を無駄に発生させたり、場合によってはそのような要件変更をあらかじめ踏まえて、バッファ(もしもの時のための余分な予算)を含む見積もりをはじめから提示されるなど、金銭的なデメリットに加え、度重なる要件変更によって制作課程でミスが発生したり、制作物のクオリティが低下したりといった、納品されるウェブサイト自体にも悪影響を与える可能性があり、避けたい課題です。

そこで、弊社では先に要件をすべて決めてしまってご発注いただく従来の受託制作とは別に、月間、あるいは年間のご予算を決めた上で、継続的なウェブサイト制作・開発やウェブサイト運営の支援を提供するサブスクリプション(いわゆる定額制)形式でのウェブサイト制作業務をご提供しています。

サブスクリプション方式によるウェブサイト制作の流れ

1. 目標・ゴールイメージ共有
目的や目標、ゴールイメージを共有し、そのためにはどのようなウェブサイトが必要なのか、どのような優先順位で制作を進めていくべきなのかなど、制作の前提となる全体像を大まかに確定します。
2. 予算決定
確定した全体像に対して、月間、あるいは年間でどの程度の費用をかけるべきか、あるいはかけることができるかをお客様とご相談の上、決定します。
3. サイト制作
予算が決定したところでご契約をいただければ、実際の制作作業へと進みます。事前に決めた優先順位に基づいて、定期的なミーティングを行いながら、ウェブサイトの制作、ページ追加・改修、プログラムの開発やマーケティング活動などを行います。あらかじめ定めた予算内で優先順位の高いものから進めていきますので、追加予算などは基本的に必要なく、定額の予算で運用することができます。
4. 状況に応じた目標再設定
ビジネスの状況や、ウェブサイトのアクセス状況、あるいは世の中の情勢に応じてウェブサイト要件の優先順位が変化することもあると思います。その場合は柔軟に目標の見直しを行いながら、継続的なウェブサイトの運営をお手伝いしていきます。

サブスクリプション方式によるウェブサイト制作のメリット

長期にわたるウェブサイト制作、運営のパートナーとして弊社をお選びいただくことで、従来の受託制作にはない様々なメリットが得られます。

  1. 発注時に細かい要件定義が不要なため、プロジェクトの立ち上げがスピーディに行えます。
  2. ウェブサイトを作りながら考えることが可能なため、要件自体や要件の優先順位を変更することができます。
  3. ビジネスの状況やウェブサイト利用者のニーズに応じて柔軟なウェブサイト制作が行えます。
  4. 従来の受託制作と異なり、納品とその後の運用フェーズの境目がないため、納品時の引き継ぎや運用リソースの管理と言った手間から解放されます。
  5. 弊社を専属の相談役としてご利用いただけます。専門家の立場から、お客様の目標やゴールイメージに対して的確なご提案をしながら、ウェブサイトをブラッシュアップしていくことが可能です。

本質を見据えたウェブサイト構築を定額で

「流行りだから」ではなく目的達成のために必要なウェブサイトを考える、必要なサービスや手法を取り入れる、最適な技術選択を行う。それが弊社の基本姿勢です。

最新の技術やトレンドは常に探求しつつも、一時的なブームや流行に左右されない、長い目で見てより価値の高いウェブサイトを実現するために最大限の知識とノウハウを提供し、お客様と共に作り上げていくことを、弊社の理念としてウェブサイト構築をお手伝いしています。